学部
社会行動学講義I(3年前期)
私たちは、社会集団におけるルールや人と人とのつながりをもとに、さまざまな社会的判断を下しています。私たちが行う社会的判断は、いったい「どのような」メカニズムにもとづいているのでしょうか。また、私たちは「なぜ」社会的判断を行ってしまうのでしょうか。この授業では、実証的な研究知見にもとづいて、社会心理学的なものの見方・考え方を学び、これらの疑問に答えるための「土台」を作り上げ、社会的動物としての人間の行動について理解を深めることを目標とします。
社会行動学演習II(3年後期)
「社会心理学研究」、「心理学研究」などに掲載された社会心理学系の論文をいくつか選び、受講生が交替でレポーターやコメンテーターを行い、討論します。受講人数によって、一つの論文に関わるレポーターやコメンテーターの人数は変わりますが、全員が論文を理解し、討論に参加することを原則としています。
心理行動科学実験演習1(基礎実験法)(2年前期)
2年生および3年次編入生(第4・第5コース所属)を対象に、基礎的な心理学実験を実施します。受講者は、実験者と実験参加者の役割を体験し、データを収集します。また、簡単なデータ整理や分析を行い、それに基づいて考察するという心理学的な手法やレポートの書き方を学びます。
心理行動科学実験演習5(課題研究)(3年後期)
卒業論文に向けて、個人研究の立案と計画をおこなう。教員及び大学院後期課程の大学院生による研究指導を受けながら、それぞれのテーマでの研究計画を発展させ、次年度の卒業研究の準備をおこなう。
大学院
社会心理学研究I・社会心理学研究II
海外で出版された社会心理学の重要トピックを扱う専門書を講読し、ディスカッションを行う。レポーターとコメンテーターは事前に割り当てるが、ディスカッションは全員で行うので、予習を必要とする。レポーターは、各回の授業までに、次回のレポートを作成し、全員に配布する義務を伴う。