2014年度・第2回名古屋社会心理学研究会(NSP)のお知らせ(8月2日)

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2014年度第2回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下の通り開催します。発表者は嶺南大学(香港)のVictoria Yeung氏です。

本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

日時:2014年8月2日(土)15:00-17:00

場所:名古屋大学教育学部1F 大会議室

発表者:Victoria Yeung 氏 (Lingnan University, Hong Kong,香港,嶺南大学)

テーマ:The "Precebo" illusion: How mere possession of an object leads to perceived benefits without consumption

( “プレシボ” イリュージョン: 物を (消費せず) 持つことのみで,知覚された効用はどのようにもたらされるのか?)

概要:Past research on placebo effect have focused primarily on the conditions of individual "after" they have used the objects (e.g., pill), but these research had neglected examining the conditions of individual once they possessed the object but "before" they used it. In this presentation, I will report eight studies on how mere possession of an object produces the illusory belief in the possessors that they had already benefited from the object even before utilizing it. I call this illusory feeling of benefit a "precebo" illusion, because it happens at the time people possess an object but "before" they use it. The underlying mechanisms of the precebo illusion will be discussed.

(これまでのプラセボ効果を扱った研究では主に対象 (e.g., 薬) を使用した “後”の個人の状態に焦点が当てられてきた。ただし,こうした研究では,物を持つことになったが使用する “前”の状態について検討されてこなかった。本発表では,「ただ対象を持っているということで,使用前であっても対象から既に効用を得ている気がする」というイリュージョン(e.g., 論文をプリントアウトした状態で,既に賢くなった気がする) がどのように引き起こされるのかについて検討した8つの研究(調査研究と実験研究) を紹介する。この効用を得ている感覚を “プレシボ” イリュージョンと名付けたのは,これが使用前 ( “pre” )に起こっているためである。発表では,プレシボ・イリュージョンが起こるメカニズムに関しても論じる予定である。)

連絡先:名古屋社会心理学研究会事務局(担当:平島 socialpsychology758 [at] gmail.com)

名古屋社会心理学研究会

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