論文・書籍
名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要 (心理発達科学) に論文が掲載されました
「名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要 (心理発達科学)」に、以下の論文が掲載されました。
佐名龍太・五十嵐祐 (2015) 居住国の肥満率と体型情報に基づく対人印象の判断:国際調査による検討(論文のダウンロードはこちらから)
白木優馬・五十嵐祐 (2015) 心理学研究におけるクラウドソーシングの利用(論文のダウンロードはこちらから)
この記事へのリンク | 2016-2-24
「心理学研究」への論文掲載が決定しました
「心理学研究」に、以下の論文が掲載されました。
加藤仁・五十嵐祐 (2016). 自己愛傾向と自尊心がゲームへの没入傾向に及ぼす影響 心理学研究,87,1-11.
和文要約
社会問題として関心を集めているソーシャルゲームへの没入の背景には,自己愛傾向の高さがある。自己愛傾向の高い個人は,目標の達成・獲得および他者との比較・競争に基づく自己高揚に動機づけられているため,ソーシャルゲームに没入しやすいことが予測される。本研究では,自己愛傾向が,ゲーム内の目標に対する動機づけを介して,ゲームへの没入傾向を高めると予測し,大規模多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)との比較検討を行った。
その結果,自尊心は,ゲームへの没入を抑制する一方で,自己愛傾向は,ゲーム内の目標に対する動機づけを介して,ゲームへの没入を促進していた。また,MMORPGと比較して,ソーシャルゲームでは,ゲーム内の目標に対する動機づけを介した自己愛傾向の影響が強くみられた。
ここから,MMORPGと比較して,ソーシャルゲームのもたらす環境は,他者からの受容を求める自尊心の高い個人にとってではなく,他者との比較に動機づけられる自己愛傾向の高い個人にとって,強いインセンティブとなっていることが明らかとなった。
この記事へのリンク | 2015-9-7
“Medical Decision Making”に論文が掲載されました
"Medical Decision Making"に、以下の論文が掲載されました。医療・健康に関する意思決定における文化の影響について、レビューと提言を行っています。
Betsch, C., Böhm, R., (remaining authors in alphabetical order) Airhihenbuwa, C., Butler, R., Chapman, G., Haase, N., Herrmann, B., Igarashi, T., Kitayama, S., Korn, L., Nurm, Ü-K., Rohrmann, B., Rothman, A., Shavitt, S., Updegraff, J. A., & Uskul, A. (in press). Improving medical and health decision-making through culture-sensitive health communication: An agenda for science and practice. Medical Decision Making.
この記事へのリンク | 2015-8-27
書籍「社会的ネットワークを理解する」が刊行されます
北大路書房から,「社会的ネットワークを理解する」(C.カドゥシン・著,五十嵐 祐・監訳)が2015年8月13日に刊行されます。Charles Kadushin (2012). Understanding social networks: Theories, concepts, and findings. Oxford University Press. の全訳です。本研究室では、五十嵐准教授が監訳および翻訳(2章~5章、12章)、佐藤有紀(1章)、加藤仁(5章)、平島太郎(9章)が各章の翻訳を担当しています。
[出版社による紹介][4]
社会生活に関する理解を深めるための有益な手段として,人間をノード(節点)の単位とする「社会的」ネットワークに注目。その形成・維持を支える人間行動の基本原理について,近年のSNSの普及といった環境変化や,「個人の動機づけ」概念を取り入れた上で,社会学の古典的な知見をベースとする理論的な説明を提供する。
書評
書誌情報
書籍名:社会的ネットワークを理解する(原著名:Understanding social networks: Theories, concepts, and findings.)
著者:チャールズ・カドゥシン(Charles Kadushin)
監訳:五十嵐祐
訳: 佐藤有紀、加藤仁、古谷嘉一郎、西村太志、竹村幸祐、竹中一平、平島太郎、石黒格、浅野良輔
A5判 336頁 3400円+税
ISBN-10: 4762829005
ISBN-13: 978-4762829000
この記事へのリンク | 2015-7-21
対人社会心理学研究に論文が掲載されました
「対人社会心理学研究」に、以下の論文が掲載されました。
鈴木伸哉・五十嵐祐・吉田俊和 (2015). 愛着スタイルとしての関係不安と過剰適応行動が恋愛関係における親和不満感情に及ぼす影響 対人社会心理学研究, 15, 63-69.
この記事へのリンク | 2015-6-9