お知らせ
博士後期課程の加藤仁が日本心理臨床学会・国際学会参加助成金の支援対象者に選出
博士後期課程の加藤仁が,日本心理臨床学会の2014年度「国際学会参加助成金」の支援対象者として選出されました。
支援対象者:加藤仁(D3)
発表題目:An Esteem Freak: The Effects of Narcissism and Self-Esteem on Immersion in Social Network Games.
発表学会:The 16th Annual Meeting of the Society for Personality and Social Psychology (Long Beach, CA, USA)
この記事へのリンク | 2014-12-25
2014年度・第4回名古屋社会心理学研究会(東海心理学会 共催)のお知らせ(12月13日)

2014年度第3回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下の通り開催します。発表者は日本女子大学の石黒 格氏です。
本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
日時:2014年12月13日(土)15:00-17:00
場所:名古屋大学教育学部2F 第3講義室
発表者:石黒 格 氏(日本女子大学)
テーマ:日本人の社会関係はどう変わったか
概要: 新たなコミュニケーション・メディアの登場と普及は、それを用いる人々の社会関係を変化させたとされる。近年も、人々の社会関係や、社会関係に対する態度は変化したと論じられてきた。「無縁社会」といった言葉が人口に膾炙したように、それらの論は多くの場合、「我々は大切な何かを失った」という悲観的なトーンをもつ。
一方で、近年になって普及したICTのインパクトについて、メディア研究者や社会学者は、コミュニケーションのフラット化や人間関係の選択可能性の増大など、豊かな可能性を論じてきた。これらの論に依拠すれば、社会関係は質的には変化したが、その変化を単純にネガティブと評することはできないことになる。
北米では、GSSなどを用いた、実証的な根拠に基づく議論が続いているが、人々の孤立を指摘する報告がある一方、大きな変化、特にネガティブな変化は確認されないという論も強い(Fischer, 2011)。では、日本の状況はどうなのだろうか。本報告では、1990年代初頭からの変化について、(1)統計資料の収集、(2)二次分析、(3)再調査という複数の方法を用いて検討した結果を報告する。
報告者の現在進行形のプロジェクトに関する報告であるため、方法論的な問題点や展開可能性まで含めて、多くの議論をいただきたい。
連絡先:名古屋社会心理学研究会事務局(担当:平島 socialpsychology758 [at] gmail.com)
この記事へのリンク | 2014-11-20
博士後期課程の平島太郎が豊秋奨学会の海外渡航旅費助成研究者に選出されました
博士後期課程の平島太郎が,豊秋奨学会の平成26年度海外渡航旅費助成研究者として選出されました。
助成対象者:平島太郎 (D3)
題目:Social network motivations and ego-centric network structures.
発表学会:The 16th Annual Meeting of the Society for Personality and Social Psychology
この記事へのリンク | 2014-10-30
五十嵐ゼミの卒論生の大学院合格をお祝いしました
五十嵐ゼミの卒論生(樽井この美さん)が大学院に合格されました。
そこで、五十嵐ゼミの院生一同で、ささやかですがお祝いをさせて頂きました!

お祝いしたい気持ちはあるものの、お祝いすることに慣れていない院生一同はあたふた。
(樽井さんも気が気ではない様子です...)

しかし、そんな時に五十嵐先生の計らいでお祝いの定番BGM「さざ波の音」が流れ、
お祝いは大盛況(?)のうちに幕を閉じたのでした。

改めまして!
樽井さん 大学院合格おめでとうございます!!

この記事へのリンク | 2014-10-3
2014年度・第3回名古屋社会心理学研究会(NSP)のお知らせ(10月25日)

2014年度第3回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下の通り開催します。発表者は愛知教育大学の黒川 雅幸氏です。
本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
日時:2014年10月25日(土)15:00-17:00
場所:名古屋大学教育学部1F 大会議室
発表者:黒川 雅幸 氏 (愛知教育大学)
テーマ:もったいない感情に関する研究
概要:「もったいない」とは日本において長い間受け継がれてきた倹約の精神であり,モノが豊かではなかった時代においては,倫理として教育されてきた。モノが豊かな時代になっても,環境破壊を最小限に抑え,資源利用を持続的に行うために,今なお「もったいない」をスローガンに掲げた活動は様々なところで見られる。ところで,ある対象への金銭,時間,労力といった投資をし続けることが損失になると分かっていても,それまでの投資を惜しみ,投資をやめられないということがある(埋没効果:sunk cost effect)(Arkes & Blumer, 1985)。例えば,ダム建設や道路工事といった公共事業にも該当するケースはあるだろう。この経済的な不適応行動に影響しているのは「もったいない」と感じることであると考えられる。埋没効果は低次の動物や子どもには観察されない現象であると指摘されており(Arkes & Ayton, 1999),「もったいない」と感じることは比較的高次な活動であると推察できる。 本発表では,「もったいない」を認知的感情として捉え,感情としてもつ機能や,「もったいない」と感じやすい個人差,発達的変化に関する研究などについて報告したいと思う。
連絡先:名古屋社会心理学研究会事務局(担当:平島 socialpsychology758 [at] gmail.com)
この記事へのリンク | 2014-9-29